キタ・新大阪
大阪の玄関口。駅周辺には大規模なビルが立ち並び、巨大な地下街が広がるが、お初天神通りや天神橋筋など昔ながらの界隈も残る。大阪城と造幣局は桜の名所。
難波駅周辺をミナミと呼ぶのに対して、大阪駅・梅田駅周辺をこう呼ぶ。
1685年に拓かれた堂島新地の歓楽街が大坂城下の北の外れであったことから「キタの遊里」「キタの新地」などと呼ばれるようになったのが発祥とされる。また、梅田駅東側一帯が旧西成郡北野村であったことから、キタと呼ばれるようになったという説もある。
ミナミ・ベイエリア
活気溢れるショッピング&食い倒れゾーン。派手な広告塔で知られる道頓堀界隈やアメリカ村は何度歩いても楽しい。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは1日かけて。
近世初期、大坂城下の南端だった道頓堀に芝居小屋ができると、対岸の島之内南部には遊里ができ、この遊里がミナミと呼ばれた。その後城下各所に点在していた遊里は西船場の新町遊廓に統合されたが、以降も遊里は島之内南部・道頓堀・難波新地に続々とでき、これらは総じて南地と称された。
豊中・池田・高槻
大阪市の北側に広がる住宅街。歴史ある社寺や古墳も多い。1970年に開かれた日本万国博覧会の記念公園と、紅葉と滝の美しさで知られる箕面もこのエリア。
明治以前は能勢街道の中間地点として栄えた。明治以降は箕面有馬電気軌道(現阪急電鉄)の沿線開発とともに住民が増えた。さらに、大阪都心から15km圏内という利点を活かし、北東部の新千里地区を中心に大阪都市圏の衛星都市、ベッドタウンとして、昭和30年代から千里ニュータウンの開発が急速に進んだ。
北河内・東大阪
現在は大阪のベッドタウンだが、古くから文化の栄えた地で、百済寺などの遺跡も多い。枚方には花と緑の遊園地・ひらかたパークがある。
北河内(きたかわち)は、令制国の河内国北部に由来する地域名称。現在の大阪府北東部(淀川左岸)にあたる。
京街道や古堤街道が通り、現在は国道1号・163号・168号・307号等が通ることで、古くから大阪市北部・京都府山城地域・奈良県北和地域との交流が深く、現在も関西文化学術研究都市の一翼を担っている。
南河内
近鉄長野線と南海高野線に結ばれたエリア。古い歴史に彩られた地で、日本初の官道・竹内街道や古市古墳群があり、道明寺・観心寺・金剛寺などの古刹・名刹も多い。
南河内(みなみかわち)は、令制国の河内国南部に由来する地域名称。現在の大阪府南東部にあたる。
古墳や遺跡が多く、工事の度に発掘されたりと文化的遺産が数多く点在する。富田林寺内町は近世の伝統的街並みが保存されており、大阪府内で唯一、重要伝統的建造物群保存地区として選定されている。
堺・泉南
関西国際空港を中心とした「りんくうタウン」などがあるベイエリア。古くから港町として栄えた堺が中心都市。岸和田は熱気溢れる「だんじり祭」で知られる。
堺(さかい)は、大阪湾に面し、大阪(大坂)に南接する都市。また、その市街地を中心とする地域。
摂津国・河内国・和泉国の3国の「境(さかい)」に発展した街である事から付いたと言われている。実質的には「大小路」を境に摂津国住吉郡と和泉国大鳥郡に跨る市街地を形成していた。
心斎橋
御堂筋から一筋東の心斎橋筋商店街を中心に、百貨店、専門店、高級ブランド店などが集積する大阪市を代表する繁華街。心斎橋に店を構えることを夢や目標にする大阪商人も多い。
梅田
大阪市北区梅田は、JR大阪駅とその南側一帯の町名であるが、梅田の名称はJR大阪駅の東側や北側の駅名・ビル名・店舗名など広い地域で使われており、西日本最大の繁華街として知られている。その規模は総売上高は全国で新宿に次いで2位、百貨店売上高では3位となっている。